にきにきにっき

広告をつくる仕事をしている人のちょっとした日常

会社とは何か?を考えてみる その1

将来、会社を経営することになる。
親の会社を継ぐかもしれないし、
起業するかもしれない。


その前に、そもそも会社とは何なのか?
『会社はこれからどうなるのか』(岩井克人)を
読みながら、考えていこうと思う。
会社はこれからどうなるのか (平凡社ライブラリー い 32-1)


2003年に発売された本なので
時代を反映してか
第一章は「なぜ、いま日本の会社はリストラするのか」
ここから会社とは何かという問いが始まります。


ざっと要約。
日本経済は不景気に陥っている。
失われた10年プラスα」だ。
そんな中で日本の会社は利益を上げるために
コストを下げる、そのひとつとしてリストラを行っている。
しかし、それだけではなく構造的な要因がある。
それは「グローバル化」「IT革命」「金融革命」の3つ。
なぜこれらが日本にとってマイナスに働いているのか。
それは日本の会社が、アメリカ型の会社とも
ヨーロッパ型の会社とも異なった構造をしていたから。


日本の会社は会社ではないものなのか?
著者は違う、と言う。
日本型の会社は会社としての要件を満たしている、と。
第二章以降で、会社とは何かを解き明かしていく。


そんなこんなで、その1はここまでにしておきます。

会社はこれからどうなるのか (平凡社ライブラリー い 32-1)

会社はこれからどうなるのか (平凡社ライブラリー い 32-1)