さらば財務省!
埋蔵金を暴露した高橋洋一先生。
窃盗で捕まって陰謀かとも噂されました。
もし陰謀だったとしたら。
彼の言うことは誰かにとって、
すごく不利益なことなのでしょう。
その誰かとはもちろん財務省の官僚。
彼が言うように、
日本が財政危機でなかったとしたら。
増税政策をとることができなくなる。
増税ができないとしたら。
財務省のお金を増やすことができない。
官僚が動くのは国民のためではない。
省庁の利益のためだ。
僕らの多くはそれを非難することはできない。
なぜなら。
会社員であれば、会社の利益のために行動するのは当然。
組織に属する者は組織のために行動する。
それが評価されるのであれば、個人の利益につながるから。
省庁と会社では大きな違いはない。
省庁に入るとき、国をよくしたいと思うし、
会社に入るとき、社会に貢献したいと思うだろう。
だが、硬直した組織体制のなかで、
組織の論理に毒され、その論理に乗っかる。
官僚は聖人君子であるはずがない。
同じ人間だ。
それでも彼らは権力を持ち、
メディアを利用してくる。
メディアから情報を得ているだけでは、
彼らの思うように動かされるだけだろう。
知らず知らずのうちに、
彼らの利益になるように行動してしまうだろう。
乗せられないために。
彼らの嫌がることを知っておいても損ではないのでは。
そんなこんなで
『さらば財務省!』をおすすめします。
- 作者: 高橋洋一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: 単行本
- 購入: 18人 クリック: 545回
- この商品を含むブログ (146件) を見る