にきにきにっき

広告をつくる仕事をしている人のちょっとした日常

日本がパラグアイに負けた。


中田ヒデが
「もっと前に出て行けば、勝機はあったはず。
デンマーク戦で見せたように。」
と語っていたが、


デンマーク戦ではスペースがあった。
パラグアイ戦はスペースがなかった。
その違いではないだろうか。


デンマークは中盤の枚数を減らし、
前の人数を増やしてきたのに対して、
パラグアイはそれをしなかった。


ということは、
ある程度スペースがある状況では、
日本は攻撃できる。前に出て行ける。


でも、スペースがないときに、
それを打開することができない。


スペースを消しながら、
ブロックをつくる相手を崩す方法がないってこと。


課題を解決するひとつの方法は、
個人でサイドを切り裂ける選手ではないだろうか。


例えば、その選手がサイドでボールを持つとする。
サイドバックはその選手をフォローするために上がる。
前の選手はゴール前に走り込む。


そうすることで、
相手の中盤が下がり、最終ラインに吸収される。


サイドの選手は中に切り込むこともできれば、
深くえぐってマイナスに折り返すこともできる。


現在は攻撃サッカーの全盛。
ワールドカップを観ていても、チャンピオンズリーグを観ていても、
それは誰でも分かる。


先頭を走るのはバルサ
バルサぐらいポゼッションを高めることができればいいが、
それは多くを望み過ぎだ。


ドイツとイングランドの試合で、
ドイツはショートカウンターを常に仕掛けていた。


どこでボールを奪うか。
そして奪ったボールをどのように運ぶか。
誰が走り込むか。


決められたことを当然のように成し遂げていた結果。


日本にはまだまだ足りないものがある。
それはひとりの選手が解決できることでもない。


日本サッカー会のピラミッドの中で、
育成をするべきこと。


ただただ、今回の結果が悔しい。
もっとやれたはずなのに、という想いが大きい。


2050年の優勝を目指して、
逆算し、今すべきことを整理すべきときがきた。


この結果を今後に活かすために。