野中広務 差別と権力
野中広務は、部落出身でありながら
「影の総理」と呼ばれるまでの権力者になった。
彼が政治の道を目指し、頂点に登りつめるまでの物語。
小泉によって彼は排除されたが、
彼の政治の力量は認められてもよい。
彼が権力を失ったのは、
彼のやり方が劇場型政治の時代にそぐわなくなっただけだ。
評価なんて、時代によって移り変わる。
ただ事実だけを見れば、
マイノリティからのし上がった彼はすごい。
思想的には賛成できないけれども。
- 作者: 魚住昭
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/16
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